ヨーロッパに滞在して、学んだこと
自分がここにいることへの、感謝。
ヨーロッパに半年間滞在してカルチャーショックはたくさんあったけど、最も刻み込まれている事はやはり、自分がこの日本という国に生まれたことへの感謝でした。
何不自由なく暮らせ、パスポートがあれば世界中どこでもほとんどの場所へは自由に行けて、友達ができて。少し時代が違っただけで、自由に外出も恋愛もできない、国境を超えるなんて命がけ、いまこの時代この時でさえも、安全な暮らしができない国はたくさんある中で。
そして、日本人ってなんて忙しくて、自分の幸せに対して興味がないんだろう!っていう衝撃!
なんだかヨーロッパっていろんなことが自由で、それこそ素っ裸でビーチにいる人がいたり、電車とかお店に犬が一緒なのは当然だし、レストランで子供が泣き出したとしても、だーれも気にしない。重い荷物を持ってたら、手伝うよ!ってお申し出をお断りすることに気を遣ってしまうのが、日本人の性。みたいな?笑
日本にいると、こうしなきゃいけない、これはしてはいけない、ってゆう概念が強すぎて、本当にやりたいこと、生きたい生き方ができてない人が多いのかなって感じた。駅で重い荷物を持ってる人がいるから手伝おうっておもっても、断られるかも、みたいな心配が先に立ってしまう、むしろそんなに抱えなくてもいいような精神的に重い荷物をたくさんたくさん抱え込んでいるから、人に優しくする余裕がない、みたいな…(´・ω・`)
日本の素晴らしさを、感じる。
もちろん日本に帰ってきた瞬間、感動したことがたくさんありました!
何よりまずは電車が時間通りに来る!(日本で新幹線が1時間遅延したら、ニュースになるっつーの!)
レストランでお水が出てくるとか、そうゆうちょっとしたこともそうなんだけど。
仕事だから、全てのことに、しっかり対応してくれる。”仕事だから”。例えば私が拠点を置いて語学留学していたマルタ共和国では、携帯のトラブルやレストランのスタッフさえ、仕事だからってきちんとこなされないことが当たり前!ただ、ステキだな、日本と違うなって感じるのは、仕事だからというよりは目の前にいるこの人のことをなんとかしてあげたい、ってゆうおもいだけで自分ができることを精一杯してあげる、優しさで成り立ってる小さな国だとおもいました。日本では、”仕事だから”やらなきゃいけない、ってフレーズをよく聞く気がする。決して、どちらがいいとか悪いとかって話ではないんだけど。
ただ、ヨーロッパの人たちのそうゆう、全ての人が自分の幸せを一番に考えることができたり、目の前の人に優しくすることで少し電車が遅れたり(今後ブログに書く予定ですが、遅らせたの私。笑)、子供が公共の場で泣いたりすることに”迷惑”って感じない文化、いいなあっておもいます。それってやっぱり国民性で、小さいときから培われるものなのかな。国土が小さくて人口の多い日本では、みんなと同じことをすること、人の迷惑にならないこと、繰り返し教えられてきたからなのか。右向け右の教育に疑問を持ってる人はきっと、私だけではないとおもうんだ。
これからの日本の、未来のために。
こうあるべき、とかこうでなきゃいけない、とか言うつもりはないんだけど、こうであってほしいってゆう理想は、常に掲げてもいいんじゃないかとおもう。これからの未来を担うこどもたちに、伝えたいことがたくさんある。『保育・教育で理想論を語ることを恐れてはいけない。理想論こそが大切なのだ。こどもは国の未来で、彼らの生活をどうしたいかと考えることは、国の未来を考えること。そこに理想がなくてどうする。』ってゆうのが私の尊敬する人が発信していた言葉で、いつも心に留めている言葉。こどもに関わろうとおもった。世界中のこどもに関わるために、NPO法人を立ち上げました。広い世界を見ることによって余計に、目の前のことがもっとできるのではないかと感じた。
南米のうまれの友達はみんな、10代の若い女の子だって自分の国の政治に対して意見が言えたし、世の中に、自分の未来に興味を持っていた。日本ではどう?って聞かれても、うまく答えられないのは私だけではないとおもう。(英語力の話は置いておいて(笑)、たとえ日本語だとしても。)この国は少し、平和になりすぎたのかな。
世界は広くて、自分がどんなに恵まれていて、そして愛されて生まれてきたのか、感じられるような場所を作りたい。みんながそのことに気付けたら、日本はもっともっとずっと、素敵な国になれるんじゃないかとおもっている。

atsumi

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