ハイポジウム神殿【ハル・サフリエニ】2ヶ月越しの世界最古の地下墳墓見学【マルタ共和国】

世界遺産ハル・サフリエニ

マルタ共和国の大切な世界遺産の一つが、このハル・サフリエニというハイポジウム神殿、地下墳墓です。ハイポジウムとはギリシャ語で、地下という意味みたいです。

 

ハルサフリエニ

 

1980年に、ユネスコの世界遺産に登録されています。

地下墳墓なのか神殿なのか、いまいちよくわからん、とおもって行ってみましたが、結局お骨を埋葬する墓地でお葬式のような儀式もするから、地下墳墓、ハイポジウム神殿、という呼ばれ方をしているんだなあとわかりました。

 

人々がこの神殿を作り始めたのは、今から5000年も前、紀元前3600年頃とも言われています。つまり、エジプトのピラミッドよりももっとずーっと前。だけど、一体どんな人たちが、どんな目的で作ったのか、謎が謎を呼んでしまって本当の真相は今もわかっていないようです。

 

 

予約について

やっと行けました!!!

というのも、予約超大変でした!(いや、おバカさんだっただけだけど…。)

これまでヘリテージマルタマルチサイトパスという、マルタ共和国内の指定されたミュージアムや神殿20個くらいに50ユーロで行ける(1ヶ月以内有効)てゆうチケットを買って(詳細はHP見てね♡)、様々なマルタの歴史的な場所に行ってきましたが、この神殿は、そこに記載があるにも関わらず、含まれていません!!!笑

 

割引に含まれていない旨

 

そして、その旨はこの隅っこにちっちゃく書かれていました(線引くの雑過ぎ)。ええ、含まれているもんだとばかり思った私、わざわざヘリテージに確認のメールをしましたよ。なんせ、この神殿入るのに予約が必要です。そしてその予約が、ヘリテージパスの有効期限内に空いていなかった。つまり、1ヶ月以上待ち。ヘリテージパスを取ったのが5月始めだったので、ほぼ2ヶ月待ったって事ですね!!!

 

ハイポジウム次回予約日

 

きょう行ってみたら、次回予約できる日はやっぱり1ヶ月後ということです。ご旅行で行かれようとしている皆様、ご注意くださいませ!!!

あと、予約をしてカードの支払い画面まで行って何度も拒否されまして、どうやらiphoneのセキュリティの問題みたいでした。サファリのプライバシーを色々触ってようやく決済できたよ!全然予約できないから、チケットが買えるはずのバレッタのNational War Musium行ったら今日の分は売り切れたから明日来いって言われたり(日にち指定のはずなのに、今日の分ってなんやねん!)と、とにかく5月前半はこの神殿に相当悩まされたものです。行けて本当によかった。

ハル・サフリエニ

Burial Street,Paola PLA 1116

Tel: +356 21 805 019

google mapさんにハイポジウム神殿って入れればちゃんと出てきます。行き方とかもう必要ないですね!文明って素晴らしい。私は120番のバスに乗ってpaolaで降りました。

 

 

狭き門を通り抜け、ついに入場!

 

入り口はこれです。この先で受付をしたらそれ以降は写真禁止。荷物は全て鍵付きのロッカーに入れます。

1902年に偶然発見されたこのハイポジウム、以前は防空壕に使われたり動物を飼育したり子供の遊び場になったりしてしまっていました。その後保存のため4軒の家と上下水道が移動されましたが、急激な環境の変化に劣化が進んでしまったことで管理を見直し、現在では二酸化炭素の発生量を抑えるために見学人数と時間を制限、厳重な管理のもと限られた場所しか見学できないようになっています。でもオーディオや映像にもかなり手が込んでいて、見ごたえあり。時間が許すのならば、ぜひ行って欲しいスポットです。

 

日本語ガイド発見・:*+.\(( °ω° ))/.:+

日本語オーディオあり

なんだか最近追加された感?笑

 

そして、私のおもい。

 

独特の形をした神殿部分と赤の塗料で描かれた模様は炎の揺らめきによって幻想的に動いているように見えたり、低い声はハイポジウム内にうまく響くように設計されているそうです。太陽の動きをも完璧に把握し光を操っていた。赤い塗料は、イタリア南部のシチリアから運んできたものだようです。何千年も昔の知識と技術とはおもえない。

昔の人々は石や鹿の骨でこのハイポジウムを掘り進めました。何千年もかけて、地下へ地下へ柔らかい石灰岩を掘り進めて行ったようです。小さく穴をあけ、もろくした石灰岩をかたまりで取り出して。不思議なことにマルタの歴史を調べると、あるとき忽然と古代の人々が姿を消す時代があります。まだまだ未完成の部分があるように見えるこのハイポジウムは、実は壮大な計画があったのかな、とか、ただ単に埋葬場所が足りないが故、無計画に掘り進めて行っていたのか、とか…。

今まで行った6つの巨石神殿群は全て外に作られているものだったから、風化して原型をかなり留めないものもありました。だけど、他の神殿の残った部分を見てからここに来ると、すごく似てる作りをしているなっておもって。きっと見に行った他の神殿も、ここと同じように当時は壁があって、こんな風に屋根があって…。

このハイポジウムからは7000体にも及ぶ人骨が発見されて、だから地下墳墓ってゆう名前が付いているけど、もしかしたら他の神殿も同じようにお墓として作られたのかもしれないし、本当はまだもっと地下にも、海底にも、同じような遺跡が眠っているのかもしれない。何千年も前の人が生きていたってゆう証と、信仰の痕跡を、ちゃんと残しておいてあげたい。

 

 

スリーピングレディ

 

有名なスリーピングレディの像は、この神殿から発見されました。彼女は現在、バレッタにある考古学博物館で眠っています。

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atsumi

atsumi

歯科衛生士 Dental Hygienist from 名古屋 JAPAN♡特定非営利活動法人ATWORLD 代表理事 ホームページご覧くださいませ♡2017年4月〜マルタ共和国留学&ヨーロッパ18ヶ国より無事帰国♡留学記録ぼちぼち更新中♡近況やお問い合わせ→instagramよりお気軽にドウゾ♡